2007年4月23日月曜日

デザインオフィス BBF

ADD:東京都新宿区


事務所デザイン

デザイン事務所に相応しいコンクリート打ちっぱなしの物件だったために

四角いフォルムの家具や オブジェを配置して 全体的にcoolな印象にまとめた



エントランス部

事務所の顔でもある 
エントランスには
グレー×ベージュの

コンクリーと床の色に見合う
色合いの家具だけを置いて
シンプルにした











給湯ルーム

スタッフがブレイクタイムに
一服出来る場所には
くつろげるような温もり感を
木目の家具と明かりで演出

しかし あくまで
デザインオフィスなので
収納スペースを設けて
生活観を見せない工夫もした














作業スペース


スタッフの

作業スペースは
“見た目”に加え 
作業のしやすい
空間創りを
番に重視


パソコンと
向かい合っての
デスクワークが

多い事務所だと
いう事なので
あまりカッチリした
スペースにせず
長時間居ても飽きの来ない『和み』を取り入れた デザインにした

2007年3月16日金曜日

和ダイニング 市

ADD:神奈川県横浜市都筑区


お店紹介

焼き鳥をダイニングスタイルの空間でいただく!新しい事に挑戦したお店といえる

横浜市営地下鉄 センター南駅からほど近く・・・という便利な場所
まだまだ今後開発されていく街であろうが

ゆったりくつろげるダイニングは多く存在していない土地なので
仕事・買い物帰りの後などに立ち寄れるところとして重宝されている


外装デザイン

新築ビルの
一階部なので
ビル自体の外観を
損なわないよう
配慮しながらも
人目につくような
アプローチを

目指した




お店の顔にもあたる門扉が確保出来ない敷地なので
木のアーチを設置したり 
玉砂利を敷き詰めたりする事で
和ダイニングの門扉や庭に代わる空間を創った




内装デザイン


ダイニングバーが 溢れているこの時代に
他にはない新しい形のダイニングを 作る事を第一に考えた
そして  焼き鳥屋とは…と
誰しもが抱く昔ながらの焼き鳥屋のイメージを 打破させるような内観を目指した




カウンター席


手元にライトを設置し
運ばれてくる料理が

より美しく見えるよう
工夫した
   

カウンター向こうが
厨房になるのだが
扱うものが

煙りの出る物なので
厨房手元に
強力な換気扇を配置   
こうする事で 
厨房内と客席を
囲いで隔てる必要もなく 店全体を広く見せる効果も



お座敷席  


新スタイルの
焼き鳥屋”が
コンセプトなので
お座敷テーブルは
私が考える
現代風な囲炉裏を

設置した
   
また
チョロチョロと
湧き出る 噴水を
テーブル中央に置き
癒しの力を利用


壁は  店先のアーチを 匂わせるような 作りにして四角いテーマ性を統一させた





セルデザインから一言
こちらのオーナーさんとは何度かお仕事させてもらっているのだが
このスタイルに変更してからというもの お客さんも増え 売り上げも伸びたという嬉しいお言葉を頂戴した
こういうオーナーさんの喜びの声が何よりも有難い

2007年3月9日金曜日

リゴレッティーノ

ADD:東京都世田谷区宮坂3-12-8 経堂鈴木マンション地下1階
TEL:03-3439-1786

HP: http://homepage2.nifty.com/ilrigolettino/index.html


お店紹介

小田急線経堂駅から 徒歩2分という
恵まれた立地に
本格イタリア料理店が 2005年末 OPEN


イタリアンまんまの故郷 
エミリア・ロマーニョ州 にあるという
ミシュラン ★★のレストラン『リゴレット』で

腕を振るっていたシェフが 
イタリアから帰国後 すぐにオープンしたレストラン


10年にも渡る
本場イタリア仕込みのシェフの技を
盛り込んだ料理の数々


手打ちパスタ ・自家製パンは是非もの
イタリアのグルメジャーナリストをも
唸らせたというシェフの本格イタリアンは 
五感全てを使って食す 
いわば“芸術の料理”というべきである




外装デザイン

外観

経堂商店街から小道を入った地下に所在

クールな看板のみを ビルの壁に設置して
知る人ぞ知る名店のような趣にした

階段を数段下りると

小さな庭付きエントランスが現れてくるので
ガラス張りにして店内の温かい様子が見えるように作った



内装デザイン


客席

オーナーシェフが腕をふるうこちらの料理は
現在の本場イタリアン…
すなわち 先端をいくイタリアンである

そんなお料理に対するコンセブトやこだわりを
事前にしっかりお伺いしていたので 
洗練されたシンプルモダンを目指した


しかしながら“シンプルモダン”とは言っても 
肩が凝るような落ち着かない空間ではなく
お客さんが安らげるような場所にすることが最も重要


温かさを加えることを心がけ
全体をクリーム×ベージュに揃え 照明等で店内をオレンジ色にした


厨房

右側の壁奥に設置

一面のクリーム壁に長方形の細長い窓を作り
厨房が覗けるしくみになっている

壁に飾った一つの絵画風に見立てた

こうすることで
お客様には厨房の臨場感もお伝え出来るし
また何といっても 
厨房スタッフ自身も
お客様の様子を垣間見る事が出来る


2007年3月8日木曜日

CAFFE Delonghi / デロンギカフェ

ADD: 東京都千代田区鍛冶町
 ※現在はクローズ※




お店紹介

神田のオフィス街に所在
お手ごろ価格のパニーニや
美味しいコーヒーが頂ける所として
特に昼時には

ビジネスマンやOL達が
多く訪れるカフェだった

また カフェマニアの間でも 注目されていたお店だった


デロンギカフェ1F デザイン

古木をふんだんに使用し
イタリアの小さな町にある古ぼけたバールをイメージ
オフィスビル街でほっと一息つけるような場所にしたかったので
相性のいい “朽ちてきた風合いの木の色味”と “サーモンピンク”で
まとめることで 温かみをプラスした


カウンター周りも外観と同様に
古木や淡いピンクでまとめ異国ムードに
  

コーヒー抽出機や 電気機器の全てが
デロンギ社の製品なので 
その製品たちが

空間にうまく溶け込むよう
アンティーク風に仕上げた


窓側にはカウンター席を設置




デロンギカフェB1F デザイン

地下にはゆったりくつろげる客席スペースを作った
面積に限りがあるが 隣席や人の往来が気にならないよう気を配りながらも

出来るだけ多くの客席が確保出来るよう配置した
本を読んだりおしゃべりしたり・・・

東京の喧騒や日々の疲れを忘れさせてくれるスペースを提案

2007年3月1日木曜日

銀座みやま

ADD: 東京都中央区銀座7-11-10銭形ビルB1,B2
TEL:  03-6253-8620
HP :  http://www.ginza-miyama.com/


お店紹介

銀座通り・昭和通りを繋ぐ未知沿いに位置するビルの地下
多くの飲食店が軒を連ねている銀座という地で
敢えて勝負していくという事は
腕に自信のあるお店と言っても過言ではないだろう








オーナーさん・料理長さん
共に長崎県のご出身

【五島・壱岐・対馬】より
特別なルーツで取り寄せたという
海の幸・山の幸をふんだんに提供








海の幸
長崎港は大陸棚のおかげで
全国で3位の水揚げ量を誇る港
採れたての魚介類を新鮮なうちにお店へ直送
季節によってだされる魚は違えど
極上の魚が食べたい時は迷わずここへ





ながさき和牛
知る人ぞ知る“ながさき和牛”は
松阪牛・神戸牛などブランド牛の
元牛だという・・・
第一級の黒毛和牛の霜降り具合と
その柔らかい肉質たるや 
ひとくち口に運んだだけでも一目瞭然



五島うどん
〆に頂く“五島うどん”
日本には様々な種類の麺料理があるが
透き通った程よい塩加減のお出汁の
この五島うどんは 他に類似がない








                   デザイン紹介    
          ■  銀座みやま B1内観 
料理人の巧みな包丁捌きや息遣いを感じられるように厨房をL字のカウンターで囲む
また コース料理を長時間かけて堪能するお店なので座り心地の良い椅子を選択


厨房
オープンキッチンなので整理整頓しやすく働きやすい環境を作った
客席部が木目調なのに対して あえてシルバーのステンレスで統一した

照明
日本家屋らしく全体的にトーンを絞った間接照明で調整したが
カウンター上では料理が更に美味しく見えるようスポットで工夫した


壁面の装飾照明は
棚を設計して 照明を入れ込んだ
奥の3つのライトは
明かり作家・坂本尚世さんにオーダー
あかり工房吉野 坂本尚世




                   デザイン紹介    
           
  銀座みやま B2内観 


















地下2階は個室を二つ配置
人数が多い際には 中央の襖を取りはらい大部屋として使用する
材木の殆どをヒノキにし白木の美しさを前面に出して高級感のある部屋にした

テーブル下は堀りごたつ風にして 楽な姿勢で食事を愉しめるよう配慮した


照明
部屋の細部に渡りヒノキで仕上げたが
間接照明ともなっている 壁の一部は 

吉野杉光壁を 作家にオーダー
あかり工房吉野 坂本尚世



吉野杉光壁とは 吉野杉をスライスしランダムに張り合わせたものに裏より照明をあてたもの

フレンチレストラン ガブリエル

ADD: 東京都中央区日本橋富沢町5-10
TEL:  03-5640-2600
HP : 
http://www.gabriel-n.com/

お店紹介

本格的なオールドフレンチを 多くの人に味わってもらいたい…
そんな
オーナーさんの
強い想いで オープンさせたレストラン




研究に研究を重ね
本当に美味しい
料理を 厳選して提供


リーズナブルで
本格的フレンチを
食べさせてくれるので
遠方より足を運ぶ ファンも多いとか


            デザイン紹介
      ガブリエル内観 


ラグビーボール型の
入り口を くぐり
店内に入ると
アーチのトンネルが
そのまま
店内中央に走る…
という
インパクトのある
デザインを提案


フレンチは
一皿ごとの
サービスで
人の動きが多い

このように
主要通路を確保することで
サービス側は効率良く働けるし
お客さん側も人の行き交いがあまり気にならずに食事を堪能出来る…という利点がある



オフホワイトの壁と木材でまとめて
アーチ以外ののものは全体的に角ばったフォルムにして クールな印象に仕上げた

また窓伝いに水を流して 店内を外の雑踏から切り離した
チョロチョロ流れる水の音がお客さんを癒す効果もプラス

2007年2月18日日曜日

TRATTORIA SCACCOMATTO / トラットリア スカコマット

ADD: 佐野市高萩区画整理地3-1 サンクレスト高萩1F
TEL:  0283-23-4224

 お店紹介 

2006年の3月にOPEN
イタリアで修行を積んだオーナーシェフが作る料理は

本場の味そのもの
スタンダードな料理でも 

研究しつくされたシェフのゴットハンドが加わるだけで
ありきたりでない絶品の一皿になる
   



店内に一足踏み入れただけで
料理はもちろんのこと 
食材・食器・調理器具・店内など細部にわたって
オーナーの強いこだわりと常に前向きな姿勢が伺い知れる・・・
そんなお店である






        デザイン紹介
 TRATTORIA SCACCOMATTO 外観  

全体的にモダンイタリアンを目指した

道に面したビル一階の物件なので
通りからも室内のぬくもり感が映えるよう
外観の色味を抑えて

マットシルバーで仕上げた


オーナーさんは 
最初お会いした時から『地元の佐野で本物のトラットリアを作りたい』という
とにかく強い信念をお持ちだったので
私たちは何度となく綿密な打ち合わせを繰り返し
オーナーさんの大切な気持ちを形にした作品である



 TRATTORIA SCACCOMATTO 内観  


全体的にはカチッとしたイメージになるように
丸みのないデザインでまとめた
しかし 

トラットリア = 田舎町の小さなレストランも
意識して  固いデザインの中にも
トラットリアらしい温かさを表現するために
木の温もりや 照明のデコレを使った








気の合う仲間と美味しい料理に舌鼓を打ち
楽しいひとときをゆっくり
過ごしてもらえるよう

半個室にもなる工夫をした

←各テーブルごとに
  カーテンを下ろすと
  個室感覚を味わえる